2021年 冬
福岡県みやこ町
冬の厳しい寒さがピークとなる「大寒」
「大寒」とは二十四節気の24番目の最終節で、「最も寒さが厳しい時期」。
今年は1月20日(木)です。
まさしく冬の最後の山場ですが、
寒さの中にも少しずつ春の気配を感じられるのが、個人的には好きです。
この時期に仕込むものと言えば。
昔から、寒の時期の冷たい水は「寒の水」と呼ばれ、清らかで霊力があると考えられていました。
寒の水は雑菌が繁殖しにくく、味噌やしょうゆ、酒の仕込みに使うと発酵がゆっくり進み、味に深みが出るそうです。
井筒屋でもよく「寒仕込み」と銘打つ商品を見かけます。
北九州市を代表する酒蔵「溝上酒造」でも、寒仕込みが行われております。
八幡東区にある溝上酒造。
創業は江戸後期にあたる
弘化元年(1844年)
皿倉山の麓は
「寒造り」に適した場所だそう。
歴史を感じさせる雰囲気が
とてもカッコイイのです。
見せていただいたお写真。
杜氏や蔵人たちの集合写真。
昭和9年という書き込みが。
脈々と受け継がれる技と
清らかな湧き水をもとに、
おいしい酒造りを続けています。
以前、我が家でも留学生交流支援制度を受け入れていたこともあり、休日、「溝上酒造」に連れて行くと、日本らしい雰囲気にとても感動してくれたことを思い出します。
地産地消でつくられた「溝上酒造」の銘酒は、小倉井筒屋 本館地階 和洋酒売場にございます。
どうぞこの時期ならではの味をお楽しみください。
「溝上酒造」
画像左
天心 純米酒 (火入れ)
(1.8L) 2,794円
画像右
皿倉 (純米吟醸)
(20ml) 2,002円
■本館地階 和洋酒売場
TEL:093-522-2006
大寒を感じる花・椿
〈ナチュラルコスモ〉薔薇椿オイル
(31ml)4,620円
■新館4階 エクラナチュレ
筆者プロフィール
井筒屋CSR・ESG担当マネージャー:中尾裕
「CSR」(企業の社会的貢献)と「ESG」(環境・社会・ガバナンスという観点から企業が長期的に成長するうえで重視すべき3つの要素)に関する具体的な取り組みの企画・運営を担当。弊社「サステナビリティ委員会」の事務局として、環境や街づくりに資する活動などを管理・統括、発信することで、パブリックイメージの向上に繋げています。